思春期ニキビ

最近はニキビも低年齢化が進行しているようです。
ネット掲示板に寄せられている質問や悩みの中に小学2年生でニキビの悩みを
訴えている例もありました。


小学2年生というと、8歳ですから、かなり早いです。
思春期は9歳から18歳くらいまでを指しますが、この時期になるとホルモンバランス
に変化が起きてきて、視床下部から性腺刺激ホルモンが分泌されるようになります。


男子は精巣ホルモン、女子は卵巣ホルモンが分泌され、それぞれ性的発育には
必要な男性ホルモンと女性ホルモンです。


このホルモンの増加により、体内の男性ホルモンが増加してくると、ニキビが出来
やすくなります。この男性ホルモンが毛穴から分泌される皮脂の分泌を増やします。


そのため、毛穴が皮脂で詰まりやすくなり、洗っても洗ってもすぐ皮脂が分泌され
るので、その詰まりが原因となって、ニキビ菌が詰まった毛穴の中で増え始めます。
これがニキビの始まりです。


しかし、ニキビの原因はホルモンのバランスの崩れだけではなく、この時期にあり
がちな夜更かし、試験前の徹夜、偏食、生活の乱れなどが重なってくると、ニキビ
になるケースが増えていきます。


思春期のニキビ自体はホルモンバランスが徐々に解消されていきますので、それ
に従い、ニキビも減って行きます。しかし、そのまま不規則な生活が続いたり、スト
レスなどが重なる生活を続けていると、大人になっても治らなくなりますので、生活
習慣には十分注意しましょう。