UVケア化粧品のPA値とは? [紫外線とその対策について]
紫外線対策としてSPF20程度の化粧品を使用すると良いということを
「UVケア化粧品のSPFとは?」でお話ししました。
それでは、もう一つの指標PA値とはどのような意味でしょうか?
紫外線にはA波(UVA:波長320~400nmの長波紫外線)と
B波(UVB:波長280~320nm)あります。
SPFはこのB波をカットする力を表していますが、PAはA波をカットする
力を表しています。(PA:Protection Grade of UAの略)
このPAは+~+++で表現されます。
何故、こんなあいまいな表現なのかというと、測定が難しいからです。
紫外線B波は当たってから3~4時間でサンバーンを起こしますが、紫外線A波は
サンバーンを起こすまで数日かかります。
この測定は実際に人の肌を使って行われるので、正確な測定は無理なのでしょう。
なお、PA値は日本独自の表示です。
PA+ 効果がある
PA++ かなり効果がある
PA+++ 非常に効果がある
日焼け止め化粧品を選ぶときには、案外SPFだけしか見てないようです。
PA値はSPF値より後からできたことと、表現があいまいなので、数値で表されるSPF値
の方が好まれるせいかもしれません。
でも、実際にはA波の方が肌の奥深く(真皮)まで浸透し、シミやシワの元になるので、
こちらの方が老化の原因になります。
おおまかに言うとSPFとPAの関係は以下のようになります。
朝のゴミだし SPF10~20 PA+
買い物などの外出 SPF20~25 PA++
テニス、ゴルフ SPF 25~30 PA+++
曇った日の海や山のレジャー SPF30~40 PA+++
炎天下の海や山のレジャー SPF40~50 PA+++
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