レーザー治療

レーザーによる治療は主にニキビが治った後に出来るニキビ跡の治療に使われます。

ニキビ跡というのは一般的な治療ではなかなか完全に消えるまでは難しく、なんらか
の形で跡が残ってしまいます。


そこで最近注目されているのがレーザー治療です。
痛みが無く、治療効果も高いのが特徴ですが、難点は健康保険の対象外となるので
医療保険が効かず、自己負担になり、1回平均2万円程度の治療費がかかるようです。


また、治療は1回で終わらないことも多く、大抵は数回の治療が必要になります。


コメドの場合の治療は、コメドの上にレーザー光を照射し、皮膚に毛穴の1/10程度の
穴を開けます。この小さな穴を通って拡散したレーザー光が毛穴に詰まった皮脂や
細菌を熱エネルギーで焼いてしまいます。


ニキビ跡の場合は低出力の半導体レーザーなどを用います。
ニキビ跡の赤みはレーザーを照射することで、血行を改善し、皮膚細胞の活性化を
行い、新陳代謝を高め、炎症を取り除いて赤みを消して行きます。


赤みがそれほどひどくない場合は先ほどの低出力レーザーで行いますが、赤みが
強かったり、ニキビ跡が残ったりしている場合には高出力のレーザーで治療します。


以前はレーザー照射した後で、かさぶたが出来たり、照射跡が少しのこったりする
ものがありましたが、最近はレーザー治療器の技術が進歩し、ほとんどそのような
ことがなくなりました。


ただ、注意していただきたいのは、治療費が病院によって差がかなりある場合が
ありますので、事前にきちんと調べたり、勧められるままにしないようにしましょう。