ニキビの進行と変化

ニキビは最初白ニキビに始まり、炎症を起こして赤ニキビになり、次に化膿して
黄ニキビになって、最後は破けて膿と血が出て、治って行くというパターンが
一般的な進行です。


中には、白ニキビのまま治癒したり、赤ニキビの段階で薬などで治ることもあります。


しかし、黄ニキビまで進行した場合は治るまで時間がかかります。
幸いなケースは炎症がおさまり、膿がそのまま皮膚の中に吸収されて治ることも
ありますが、これはまれです。


問題となるのは、赤ニキビが酷くなり、顔全体が赤く腫れたような状態でそれぞれが
丘疹のように盛り上がり、痛みが出てきた場合です。


この赤ニキビが、さらに酷くなると、これが同じ部位で再発を繰り返すことがあります。
このような場合は、すぐにでも皮膚科を訪れ、治療を受けた方が良いです。


何故なら、何度も再発を繰り返すと、皮膚のターンオーバーが間に合わなくなる
ため、赤くただれたような状態になり、終いにはシミが沈着し、クレーター状に
なってしまいます。


このような症状が出た場合には自己治療を行わず、必ず医師の診断を受ける
ことが大事です。特に女性の場合はあばたになってしまうので急務です。


もう一つは、赤ニキビが酷くなり、水疱瘡のように水疱が出来ている状態です。
これは皮膚が炎症を起こすと、中から炎症の結果として浸出液というのが出て
くるので、ぽっこりと表面に水が貯まったような膨らみが出来、皮膚も薄くなり
ます。少しでも触ると酷い痛みが走ります。


この場合も本当に早急に治療が必要です。


さらに、もう一点は先ほどの赤ニキビが再発を繰り返し、その部分が化膿する
場合です。この場合は、皮膚の下まで炎症が進み、皮膚自体の抵抗力も
落ちているので治りが遅く、さらに酷くなり痛みを感じます。


これらの３つの症状が出たら、にきび専用化粧品とか、薬局でニキビ用の
薬とかを買わずに皮膚科で診察を受けた方が良いです。


この状態にまで進行した場合には、たとえ、治っても、顔の表面がクレーター
状になりったり、こぶ状のしこりとして残ったり、さらに酷い場合にはケロイド
状になったりします。


こんなひどい顔になってしまったら、恥ずかしくて外も歩けません。


もし、あなたが多少、皮膚の抵抗力があり、免疫力も高く、皮膚のターンオー
バー（再生力）が高い場合にはそれほど酷くなりませんので、ニキビ専用化
粧品を使用したり洗顔をきちんと行うことで予防や治癒まで持って行くことは
難しいことではありません。


しかし、問題となるのは、前述のような短期間のうちに再発を何度も繰り返す
ケースです。先の３つ赤ニキビのシミ状態、水疱、化膿のケースです。


そのため、そのあたりの判断を十分行い洗顔、ニキビ専用化粧品を使用する
あるいは、必要な場合には皮膚科を訪れるなど臨機応変に対応してください。