SSブログ
一眼レフカメラを覚えたい

角質のバリア機能 [皮膚の構造について]

私たちの肌には大変優れた機能があります。
例えば、海に行って30分ほど海水浴を楽しんだとしても、体は塩漬けになりません。
同じように、台所洗剤で洗い物をしても、洗剤がそのまましみこんでくることはありません。


これは、肌の一番表面にある角質層にバリア機能が付いているためです。
この角質層は約20層の死んだ細胞が重なって出来ています。厚さとしては0.02ミリ
程度ですが、この角質層が外界の刺激や有害物質から守っています。


また、毛穴から分泌される皮脂が角質の表面を薄いベールのように覆っていて、
この皮脂膜もバリア機能をして働いており、表皮は二重に保護されています。


界面活性剤は、まずこの皮脂膜を洗い流してしまいますので、角質がむき出しの
状態になりますが、洗剤などを使用した後は保護クリームなどを使用した方が良い
でしょう。また、何もせず数時間すれば、また皮脂が分泌されて元の状態に戻り
ます。


このバリア機能が失われると、角質の水分が蒸発し乾燥肌になり、そのまま何も
処置しないと、元々肌の水分保有率の低い人や皮脂の分泌能力の低下している
人は敏感肌に移行しやすいのが特徴です。


そのため、長時間の洗い物は避ける、界面活性剤入りの洗顔料は避ける、一日に
何回も洗顔を繰り返さないなどの工夫が必要です。もし、どうしても駄目な場合には
ワセリン(皮膚科でも使用される)を塗って、肌が回復するのを待ちましょう。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ターンオーバーセラミド ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。